こんばんは✋ふくまるです。
今回も前回に引き続き戦争映画の紹介です。今回は、結構昔の映画で白黒時代のものなので知らない方も多いと思います(°Д°)
筆者自身も知りませんでした!しかし、鑑賞したら歴史を知るきっかけになりました。
それでは、今回紹介する映画は『アルジェの戦い』です。
紹介
公開 1967年2月25日(2本)
ジャンル ドラマ・戦争
公開時間 2時間1分
監督 ジッロ・ポンテコルヴォ
俳優 ブラハム・ハギアグ(アリ役)
監督・俳優紹介
○ジッロ・ポンテコルヴォ
生年月日 1919年11月19日ー2006年10月12日没
出身地 イタリア トスカーナ州ピサ
イタリアの映画監督。
裕福なユダヤ人の過程に生まれ7人兄弟姉妹の中で育つ。
ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した『アルジェの戦い』の監督として有名。
○ブラハム・ハギアグ
生年月日 1934年ー1997年(詳しくは不明)
出身地 不明だがアルジェリア人
アルジェリアの俳優。
アルジェの戦いの主役として有名。アルジェの戦いがデビュー作品。
あらすじ
1954年ー1962年にかけてフランスの支配下にあるアルジェリアにおいてフランス軍と抵抗組織の攻防を描いた映画。
記録映像を一斉使用せず監督は、とうじの 目撃者や当事者の証言、文書をもとに作成された。
アルジェリア独立戦争とは
1954年11月~1962年3月までのアルジェリア国民が独立をするためにフランス政府と入植者にたいして行った民族解放運動。
民族解放運動だがゲリラ戦争を含む激しい運動が展開されフランス政府も武力で弾圧しようとしたため戦争と言われる。
1948年にベン=ベラ指導のもと民族解放戦線(FLN)が結成され1954年から運動が開始され、1962年にド=ゴール政権が独立を容認したことで終焉した。
口コミ
面白かった
- 衝撃作品だった。アルジェリアはこんな歴史があったのか。想像を越えた世界だった。この時代の人々はこんな経験をしていたのかと思った。
- リアルでドキュメンタリーな雰囲気。見ていて辛く感じるシーンも一杯あった。
- 独立の話の映画は多くあるが、この映画ほどリアルで悲しいものはない。史実をドキュメンタリー風に描くのが斬新。スリルを味わうには一番この方法がいいと感じた。
- 歴史を知らない私にとってこんなことがあったのかと知るきっかけになった映画。アルジェリアの自由と、民族の誇りの戦い。目を背けたくもなるが映画のエネルギーがすごく目が離せなかった。
- 白黒映画でよかった。今のカラー映像だと耐えられなかった。今では信じられないが、当時はこれが日常だったのだろうと思った。
面白くなかった
- アルジェリア戦争を知らない自分が恥ずかしい。とても生々しかった。
- 内容がとても複雑だった。テロ行為ということもあり、気持ち的にどうなのと思った。
感想
筆者的に驚いたのが、口コミでの低評価の少なさです。戦争映画というのは、価値観の違いで低評価が多いイメージがあったためです。口コミにもリアルすぎて目を背けたくなるという声がありましたが、映画の評価は高いものでした。
この映画が事実に基づき、監督が自ら聞いたことや調べたことを映像化しているから映画としてとても辛いものだったとしても高評価がついているのではないでしょうか。
筆者自身も歴史が大の苦手でアルジェリア戦争をはじめて知りました。
しかし、テロ行為ということもありどうなのという声もありますが、当時の方たちはどうすることもできずその行為に至ったのかななどと感じました。
とても考えさせられる映画です。目を背けたくなる可能性はありますが、戦争映画は戦争というものを考えさせてくれるものだと思います。